2026年3月30日

そういえば、NVIDIAがRTX60シリーズを発表したようだ。GeForce RTX6090が含まれる。先日のGTCでは、カートリッジは披露されたが、具体的な機種としては発表されなかったと記憶している。今回はGeForce RTX6070,6080,6090が発表された。Rubinベースなので、GPUチップの型番は、それぞれGR205,GR203,GR202となる。いずれもTSMC 3nmプロセスで製造される。最上位機種のRTX6090は、前世代のRTX5090と同様の32GB(GDDR7),バス幅512bitとなっているが、6070と6080は前世代の5070,5080からメモリが4GB増加し、バス幅が64bit広くなっている。発売は2027年と見られる。

次にAIの話題。韓国のAIスタートアップのRebellionsが、4億ドルを調達したとの記事が出ている。2月のISSCC2026で、Rebel100という推論チップを発表していたおり、すでに販売しているようだ。4つの推論チップをUCIeで接続しているが、左右に2つのチップを点対象に並べており、その2つのセットを上下に並べている。両脇にHBM3eが配置されているが、推論チップの方が少し長いので、HBM3eの横にはシリコンチップがある。ただし、普通のダミーシリコンではなく、中にデカップリングキャパシタ(いわゆるパスコン)が入っているらしく、ISC(Integrated Silicon Capacitor)という名前がついている。シリコンインターポーザ―上にアセンブリされており、半導体ベンダーはサムスンとのこと。Rebellionsの名前は、先週のArm AGI CPUの発表の中で、初期ユーザーの中のひとつとして挙がっていたと思う。サムスンやSKハイニクスも投資しているので、メモリ不足の影響は受けにくいとみられているようだ。

AIつながりでもう一つ。欧州のAIモデル開発のミストラルが、8億ドル調達したらしい。13,800基のNVIDIA GB300を用いたデータセンターをパリ郊外に建設するとのこと。ラックにして1,900台規模と見られる。ミストラルはフランスの企業で、ヨーロッパのAI主権について期待を集めている思われる。12億ユーロを投じてスウェーデンにAIデータセンターを建設するなど、2027年までに欧州全域で200MWのデータセンター建設を目指していると記事は伝えている。

最後にAppleの話題。Apple ティム・クックCEOが、スマートフォンの使用について、スクリーンタイムを減らすよう語ったという記事が出ている。テレビ番組に出演したときのコメントのようだ。人と直接コミュニケーションをとる時間を犠牲にしてまで、スクロールに時間を費やすことは無い、語ったとのこと。若年層に限った話ではないとは思うが、最近は子供へのSNS使用の影響が問題視されていると思う。自治体が年齢でSNSやゲームを禁止したり、学校にいるときはスマートフォンは使用禁止として、生徒同士でのコミュニケーションを促す学校も増えている。そういった例はいいと思うが、一方でインフラとしてのスマートフォン利用を制限するのはデメリットが大きいような気もする。社会と技術の相互影響については、今に始まった議論でもないが、この先もずっと考えることになるだろう。おそらくスマートフォンの次はAIと思われる。

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