2026年3月13日 13日の金曜で

そういえば、来週からNVIDIAGTC2026が始まる。また「AI産業は5層のケーキ理論」が出るだろうか。GPUとしては、次世代のFeynmanが発表されると見られている。話題を呼んでいるのは推論用のチップで、NVIDIAが昨年買収したGroqベースのチップについて注目が集まっている。NVIDIAがGroqを200億ドルという金額で買収したことで、推論用NPUを開発するスタートアップの価値が爆発的に値上がりしたと言われているようだ。インテルがNervanaやHabana Labsを買収したときは、4憶ドル(2016年)とか20億ドル(2019年)くらいだったことを考えると、Groqの買収後は推論用NPUは簡単には買収できなくなったと考えて良いのかもしれない。また、CPUはVeraの次が発表されるかどうか、要注目かと思う。Meta向けにGraceとVeraがCPU単体で出荷されるので、これからArm CPUに対する要求は高まる可能性があると思うが、どうだろうか。

NVIDIA関連でもう一つ。NVIDIAとパランティア・テクノロジーズが提携したらしい。パランティアはデータ分析のツールを提供する会社で、米国政府のデータ集計を担っていたと思う。提携内容としては、パランティアのAIOS-RA(AI OS リファレンスアーキテクチャ)のインフラ部分に、NVIDIAのBlackwell GPUを使用するというもののようだ。GTCでも発表されると思われる。パランティアは行政に入り込んだサービスを提供しているが、サービス基盤にAIを組み込み、AI基盤をNVIDIAが担当するという構図のようだ。データ分析と意思決定をAIが迅速に支援する仕組みが整うことになると思う。 

次にインテルからのお知らせ。CPUが不足することについてコメントが出ているようだ。ハイパースケーラーやAIデータセンター向けのハイエンドからミドルクラスの製造にシフトしているとのこと。INTEL3やIntel 18Aプロセスを使う最先端CPUに加えて、INTEL7で製造されているRaptor Lake世代も影響を受けるらしい。コンシューマー向けのBOX品や、ノートやChrome Bookなど、エントリーレベルのCPU供給が影響を受けると思われる。2月の初めの方に、インテルとAMDが、中国メーカーにCPU納期の遅延を伝えたという記事があったと思うが、その状況が継続しているということだろう。数字で押さえているわけではないが、インテルはミニPC向けのローエンドCPUを、かなり輸出していたのではないかと思う。ハイエンドにシフトしたので、中国向けが滞ったということかもしれない。。

つづいてシリコンフォトニクス関連で、OCI MSA(Optical Compute Interconnect Multi-Source Agreement)というグループが設立されたようだ。AMD・Broadcom・Microsoft・Meta・Nvidia・OpenAIが参画しているらしい。NVIDIAのSpectrum-XやBroadcomのTomahawkなどのCPOを用いたチップと、それを搭載してAIデータセンターを構築するハイパースケーラーやAIクラウドで構成されるグループとみられる。今の段階で規格を共通化し、マルチソース化しておくことは重要だと思う。現在は50Gbps x 4波長でファイバーあたり200Gps(片方向)だが、これを800Gbpsまで引き上げ、最終的にファイバー当たり3.2Tbpsを目指すとのこと。CPOだけでなく、プラグイン光モジュールなどもカバーされる。

ここでアップルの話題を少し。Appleは今度の4月1日で50周年を迎える。関連記事が多数出ているようだ。また、AppleがQualcommから提供を受けている、Snapdragon 5GモデムRFシステムについて、延長する契約が締結されたらしい。Appleが独自で開発する予定の5Gモデムが、遅れていると指摘する記事が出ている。

最後にAWS。AWSとCerebrasが提携したようだ。Cerebrasは、CS-3がAWS Bedrockで利用可能になるとプレスを出している。単にCerebrasが使えるというよりも、AWSのTrainiumと、CerebrasのWSE-3で役割分担をして高速推論を実現するようだ。推論の仕組みとしては、プリフィルと呼ばれる「質問の理解」と、デコードと呼ばれる「回答の生成」がある。プリフィルは計算量が主体のプロセスで、ここをTrainum3が担当する。デコードはメモリ帯域が主体となるプロセスで、モデルの重みをSRAMに載せているWSE-3のずば抜けた帯域幅を利用してトークンを生成する。GPUで数百TPS(トークン/秒)のところを数千TPSでこなすので、高速推論が可能となっている。OpenAIがCerebrasuと提携したのは1月の中ごろだったが、2ヶ月後にAWSに登場したということになる。とうとうCerebrasの時代がやってきた、という感じがする。

 

昨日は少し暖かかったのに、今日はまた冷え込んだ。空は少し曇っている。冬の名残がまだしぶとく居座っている感じ。

 

昼になってもまだ寒かった。今週はこまごましたタスクに気を取られて、全体としてはあまり進んでいないような感覚が残る。ちょっと一週間が長く感じるパターンかもしれない。

 

夜は残業を終えて帰宅したら、キャベツとニンジンがたっぷり入ったオムレツがテーブルにあって助かった。野菜多めのオムレツは見た目よりボリュームがあって、ありがたい。

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