2026年3月22日

そういえば、Appストア内にあるAI Vibeコーディングアプリについて、Appleからアップデートが阻止される事例があったという記事が出ている。Vibeコーディングは、プログラミングの知識が無くても、おおまかな支持を伝えるだけで、AIが仕様に落としてコーディングしてくれる仕組みである。問題になったアプリは、プレビュー時にブラウザを開いたり、デバイスの機能に特化したアプリを実行できてしまうらしい。問題点の詳細はよく理解していないが、なんとなく悪意を持つ者が利用しそうな機能ではある。これらの点が、Appストアの審査ガイドラインに抵触するようだ。開発側で修正すれば、再開できる可能性はあるとのこと。しかし、大まかな雰囲気を伝えるだけでプログラムになってしまうというのは、すごい時代になったものである。

つぎに輸出関連の話題。米サーバーベンダーの社員2人と請負業者1人が、NVIDIA GPUサーバーを中国へ不正に輸出していたとの記事が出ている。東南アジアのダミー企業からH200とB200のGPUサーバーを大量に発注し、届いたGPUサーバーを他の箱に入れ替えて中国へ送り込んでいたらしい。3人のうち2人は逮捕されたが1人は逃亡中と伝わっている。この、逮捕されたのはSupermicroの共同創業者と請負業者で、逃亡している一人は同社の台湾営業部長とのこと。Supermicroからは、当該の社員2人は解雇し、同社としては輸出規制を遵守するとの声明が出ている。

Supermicroは、2024年度決算(2025年6月)の適時開示と、そのあとの2025年度第1四半期(2025年7-9月期)の四半期決算の適時開示が出来なかったことがある。2018年にも、財務諸表の提出を怠ったため、米国の証券取引委員会から一時上場廃止の決定を受けていた。その後、いったんはCFOを替えて建直したが、立て直しが終わるとCFOを替えて、もとの経営幹部を再雇用して元に戻っている。空売りアクティビストのヒンデンブルクリサーチ(2025年1月に廃業)からレポートが出ており、企業体質がわかるエピソードが詳しく記されている。どうも経営ガバナンスを問われる体質があり、不安な感じはぬぐえないように思う。

最後にAWSの話題。AWSのAIチップであるTrainiumを立ち上げている研究所のレポート記事が、TechCrunchから出ているようだ。現在Trainiumu4を開発中だが、Trainium3は昨年12月にリリース済みである。加えて、現在はNeuronスイッチを開発しており、メッシュ構成のTrainium3が互いに低レンテンシでつながるようになるようだ。Trainium3までの配備されたチップの累計は140万チップになるとのこと。Trainium2は、Anthropicで100万チップが稼働しているらしい。ということは、40万チップがAWSということだろうか。Trainiumの開発グループは、元は2015年に買収されたAnnapurna Labsで、現在もラボにはそのロゴは残っているということで、設備や談話など写真とともに紹介されている。私個人もちょっと懐かしい現場の感じを思い出した。

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