2026年3月4日 春が来た?

ところで、アメリカ・イスラエルとイランの間で起きている紛争が、データセンターやクラウドに大きな影を落としている。AWSはUAEとバーレーンの3ヶ所の設備が被害を受けて、リージョンのひとつでサービスが低下したようだ。数日前から、データセンターがドローン攻撃による被害を受けたという記事が出ている。データセンターだけでなく地域の電力網がやられると、おそらくその地域のクラウドは使えなくなる。AWSからは、代替リージョンへの対比を促すアナウンスが出ているようだ。

古い話だが、インターネットはアメリカの軍事技術から始まったと言われている。URLの最初のwwwが示すワールド・ワイド・ウェブは、どこかが攻撃を受けても他の通信経路があればネットワーク自体は存続していくという仕組みに基づいている。現在のネットは生活インフラを支えているので、ネットワークやデータセンターを攻撃されることは、生活そのものを攻撃されることに他ならない。どこかが生き残ればいいというものでもないので、ネットやコミュニケーションによって、攻撃そのものが起きない世界を望みたい。

イスラエルに、インテルの工場があるのは良く知られていると思う。2000年代にCentrino (Baniasコア)を開発したCPU部門もある。NVIDIAが2020年ごろに買収したMellanoxもイスラエルの会社で、部門としていまもあるのではないかと思う。

ここからいつもの話題。CDN(コンテンツ・デリバリ・ネットワーク)の最大手、AkamaiNVIDIAのBlackwell GPUを数千基導入したという記事が出ている。NVIDIA RTX PROサーバーで、BlueField-3 DPUが搭載されている。これを一ヶ所に集めるのではなく世界中のネットワーク拠点に導入し、分散型クラウドコンピューティングを行うようだ。Akamaiのビジョンとして、グローバル分散型AIコンピューティンググリッドを掲げているとのこと。よく理解していないが、ちょっと前に、シスコが言っていたフォグコンピューティング近いのかと思ったがどうだろうか。

次にAMD関連。リサ・スーCEOによると、CPUの需要が予測を上まわって急増しているらしい。アナリストとの会議で語ったとの記事が出ている。推論ワークロードの比率が上がってきており、CPUへの需要が予想外に伸びているとのこと。CPUとなっているが、Ryzen/EPYCのCPUなのか、CPU+NPUのAPUなのかは不明である。エージェント型AIが増えてくると、CPUの需要は伸びると思われる。また、GPUプラットフォームの組み立てについて、AMDが米国内のEMSであるFlex社と提携したという記事が出ていた。Instinctプラットフォームの組立てを請け負うようだ。GPUはもう大量に売り先が決まっているので、淡々と製造するだけだと思う。

AMDでもうひとつ、MiTACが販売しているAMDのInstinct MI350Xに、ダイヤモンド冷却が使われているという記事が出ていた。内容としては、GPUとヒートシンクの間にダイヤモンドを使用したシートが使用されているようだ。もちろん天然ではなく人工ダイヤだが、ダイヤモンドと同じ炭素を用いたグラフェンシートというのは、すでにある。グラフェンの方がダイヤモンドより熱伝導率は高いが、電気を通すので電子回路に混入するとショートの懸念があるのと、グラフェンの粉末は健康に悪いので、素材として扱いづらいと思われる。半導体や電子機器の製造にはESH(Environment Safety Health)という指標があり、環境・安全性・健康の観点から素材をチェックするようになっている。

最後にインテルの話題。インテルの会長が、5月の株主総会で交代になるらしい。新しい会長は、QualcommやGoogleでの役職歴があるようだ。いまの会長のもとで製造が分離されてインテルファウンドリが出来たと思うが、今度の会長は、統合型デバイスメーカーであることを維持していくとみられている。

 

今朝はまだ雲が厚くてどんよりしていたけれど、昼に近づくにつれて少しずつ明るくなってきた。朝はちょっと寒かったが、昼は暖かかった。

 

仕事はまた少し混んできた感じで、今月も忙しくなりそうな気配が漂ってきた。年度末なので回りも忙しいと思う。先回りと情報共有が重要だ。

 

残業してきりのいいところで帰宅。買い物に行く時間はなかったので、新タマネギでオムレツを焼く。コロッケを付けておいたら、思ったより満足感があった。こういう簡単なもので十分だと思える日はありがたい。

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