2026年4月7日

そういえば、ウーバーがOCI(Oracle Cloud Infrastructure)からAWSに乗り換えるという記事が出ている。もともとウーバーは自前のデータセンターを持っていたらしいが、2023年からOCIおよびGoogleと契約していたようだ。CPUにArmアーキテクチャのAmpere Altraを使っており、2025年12月にはAmpere One M(192コア)で性能を調整したというプレスリリースが出ていたようだ。ところが、4月になって、AWSでGraviton4とTrainium3を利用する方針に切り替えたらしい。AWSでは、経路学習をTainium3で行っており、ウーバーの配車のマッチングをGraviton3で行うようだ。

AWSつながりで次の話題。インテルファウンドリがAWS、Googleからパッケージングで受注間近と見られているようだ。おそらく、GoogleはTPUv8、AWSはTrainum4の組立てと見られている。Trainuim4の製造プロセスは不明だが、TPUv8はTSMC 3nmプロセスで製造されており、推論用TPUv8x(ZebraFish,ASICベンダーはMediatTek)と学習用TPUv8ax(SunFish,ASICベンダーはBoradcom)がある。TSMCのCoWoSをはじめとするパッケージングの生産能力は限界に達していると見られており、インテルファウンドリのEMIB-Tに期待が移っているようだ。

インテルファウンドリはマレーシアの先進パッケージング工場(プロジェクト・ペリカン)と、ニューメキシコ州にあるFAB9とFAB11X、韓国松島のアムコーK5工場でパッケージングを行うとしており、ポルトガルとアリゾナにも追加の施設を検討しているとのこと。また、半導体の方では、MicrosoftのMAIA 3をIntel 18Aで製造する予定があり、このパッケージもインテルファウンドリとなる可能性もあると思う。

インテルのCPUとNVIDIA GPUが接続されるという記事が出ている。コードネームが Serpent Lakeという以上の情報は無いようだが、2028年もしくは2029年に出るのではないかと見られている。昨年、インテルがNVIDIAから50億ドルの出資を受けるときに、NVLink Fusionに対応することも併せて報じられていたと思うが、今回のSerpent LakeがNVLink Fusionを用いるかどうかは触れていないようだ。来年早々にNova Lakeが出るとされており、その後はRazor Lake, Titan Lakeが予定されているが、Serpent Lakeはタイミング的にはTitan Lakeの派生品になると見られているようだ。 

接続規格つながりで次の話題。GPU接続規格を開発しているUALinkコンソーシアムが、ver.2.0を公開ようだ。AIデータセンター内のGPUなどの相互接続規格を開発しているコンソーシアムで、AMDやBroadcom, CISCOなどの、NVIDIA以外のメーカーで構成されている。おそらくNVLinkによるベンダーロックインを回避するための規格化と思われる。ただし性能的にはこれから、2025年8月にリリースされたv1.0をシリコンで実現したチップはまだないらしい。そういう状況で今回v2.0がリリースされたようだ。NVLinkと競合する性能になるのは、v3.0とのこと。NVIDIAもNVLink Fusionでエコシステムを構築し始めている。今後の推移を見守りたい。

続いてNVIDIAのデータセンター関連。製薬会社のロシュが、NVIDIA Blackwell 3500基以上でAIファクトリーを構築したとの記事が出ている。Lab-in-the-loopアプローチのフレームワークを採用することで、ターゲットとなる物質の同定と治療モデルの最適化やプロセス開発を並行して行うことが可能になると思われる。製薬業界最大規模のAIインフラになるとのこと。また、NVIDIAが出資する、オーストラリアのデータセンター構築業者Firmusが、株式市場から5.5億ドルを調達したという記事が出ていた。年内のIPOを目指しているとのこと。あんまり考えたことは無かったが、データセンターを専業で建設する業者がいても不思議ではない、というか、もっと増えるかもしれない。

最後に証券関連。NVIDIA、Apple、Alphabet(Google)、Microsoft、Amazonの、インサイダーによる申告された取引額が出ている。合計の売却額は160億ドル、合計の購入額は839万ドルとなっている。以下内訳、NVIDIA:売却41.1億ドル/購入0ドル、Apple:売却3.651億ドル/購入0ドル、Alphabet(Google):売却4.014億ドル/購入459万ドル、Microsoft:売却2.786億ドル/購入344万ドル、Amazon:売却109.3億ドル/購入0ドルとのこと。ほとんどはNVIDIAとAmazon。売却も税金対策などの事情もあるので、一概に売り抜けたとは言えないと思う。ただ買ってないのは気になる。

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